山崎育三郎「青天を衝け」で大河初出演 伊藤博文役に「敬意を持って誠実に」
俳優・吉沢亮が主人公の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜、後8・00)に、俳優・山崎育三郎(35)が初代内閣総理大臣・伊藤博文役で出演することが27日、発表された。山崎は20年前期の連続テレビ小説「エール」で朝ドラ初出演し、存在感を見せたばかり。大河は初出演となる。
山崎は「大日本帝国憲法の起草者の一人であり、幕末から明治へ日本を近代化に導いた偉人。『周旋の才あり』と言われた伊藤博文のように、人と人との繋がりを大切に、敬意を持って誠実に挑みます。素晴らしい役者の皆さんと作品創りができることを楽しみにしています」とコメントした。
伊藤博文は長州藩士族。イギリス公使館焼き打ち事件を起こした攘夷派の志士であったが、井上聞多(福士誠治)とともにロンドンに留学してから一転、開国論者になる。維新後は新政府に出仕し、大蔵少輔として栄一の上司に。主に貨幣制度の改革に注力し、やがて初代内閣総理大臣に出世する。
ほかに江戸幕府勘定奉行・小栗忠順を演じる武田真治、大隈重信を演じる大倉孝二の出演が発表された。