フジテレビ遠藤社長 金光新社長に「黄金時代の一翼担ったクリエイター」
フジテレビは28日、新型コロナウイルスの影響で5月の定例社長会見を中止とし、ラジオ・テレビ記者会からの質問に書面で回答した。
遠藤龍之介社長は6月の人事でフジ・メディア・ホールディングスの副会長に就任し、社長には金光修氏が就く。遠藤社長は2年間を振り返り、「まさしくほぼ非常事態下の2年間でした」とし、「感染症と向き合う社会にあっては、信頼できる正しい情報や、視聴者の心に寄り添うコンテンツが、ひとつのライフラインになる…それがすなわち社会インフラとしての放送局の役割でもあると再認識する2年間だったように思います」とコロナ禍での対応について説明。
今後のテレビ業界について遠藤社長は「いよいよ近い将来、ポストコロナ社会が到来するとき、テレビ局は、そしてメディアグループはどのような姿になっているべきか、経営として答をだしていくべき懸案は山積しています」と決して平坦な道ではないとの見解を示した。
その上で金光新社長について「テレビの黄金時代の一翼を担ったクリエイターであり、直近の2年間はホールディングスの社長として辣腕をふるってきた金光社長のもと、フジテレビがさらに力強く前へ進めることを確信しております」と期待を込めた。