ハイヒール・リンゴ 政治家のワクチン接種 米国式アピールを希望
人気漫才師ハイヒール・リンゴが29日、MCを務める読売テレビ「あさパラS」で、日本の政治家が新型コロナウイルスのワクチン接種をすることを当然とし、むしろ報道しないことに疑問を投げかけた。
ゲスト出演した中山泰秀防衛副大臣に「政治家の方は皆さん打ってるんですか」と切り出したリンゴ。50歳の中山氏は、自身は接種していないが、菅義偉総理大臣は「打ってます」と答えた。リンゴは「(72歳という)年齢的に?」と問うと、渡米し「バイデン大統領と交渉するときに」と明かした。さらに「菅さんに随行するプレス関係者も全員も打ってます」とした。
するとリンゴは「言うてくれたらいいのに。首相やから、おらんなったら困るのに」とむしろきちんと報道しなかったことに不満を訴えた。「バイデンさんなんか、自分が打ってるの報道してる。いま日本人の上の人って、打ったと言ったら抜け駆けしてるみたいに思われると感じてる」と日本の状況に警鐘を鳴らした。さらに抜け駆けとは「だれも思わない」とし、アピールした方が安心だと訴えた。
現在、ワクチン接種状況ダッシュボードによると、27日時点で1回目接種率が全体で2・94%(65歳以上は10・1%)、2回目接種率が0・19%(0・64%)となっている。