いきものがかり水野良樹 昨春独立で社長も務め「音楽活動できるって簡単なことじゃない」
3人組音楽ユニット「いきものがかり」のリーダー・水野良樹(38)が30日、都内で著書「うた/ことばラボ~『うた』と『ことば』についての14の対話」(ぴあ)の出版記念トークショーを開催した。同書は、水野が聞き手となって14人の音楽家や表現者と語り合った連載などをまとめた対話集。「形にできたのがすごくうれしい」と喜んだ。
ここ数年の転機について「もう少しで40代。自分たちに変化を与えていかないとつまんないグループになっちゃうなっていう危機感がすごく強くあって」と告白。「いろんな人に会って、自分が見てない世界を見ている人に話を聞いて、ちょっとでも変化を起こせたらいいなというのもあった」と連載の動機に触れた。
いきものがかりは、昨年春にデビュー以来16年間所属した事務所から独立し、新会社を設立。社長を務める水野は、1年間の感想を問われ「キャッシュフローって大事だなと。売り上げって何ヶ月か後に入ってきたりするんですよ」と苦笑い。「自分たちの活動がどれだけいろんな人に支えられているかということを、前よりもやっとわかってきた。音楽活動ができるって簡単なことじゃないんだなということを、かみ締めた1年間ではありました」と振り返った。
イベントでは、シンガー・ソングライターの関取花(30)と、曲作りからプライベートまでさまざまなトークを展開。40人のファンを楽しませた。