女性コンビ・アジアン解散 隅田「演劇の世界に挑戦」 ともに吉本所属は継続

 女性漫才コンビ・アジアンが3日、所属の吉本興業の公式サイトで解散を発表した。馬場園梓(40)と隅田美保(45)は吉本在籍を継続するとし、隅田はインスタグラムで女優を目指すことを明かした。

 2人はSNSを更新。隅田はインスタグラムで「この度、アジアンは2021年6月3日を持ちましてコンビを解散する事になりました」と解散を報告。「アジアンとして22年間活動して参りましたが、今後は、昔からの夢でもあった演劇の世界で芝居やミュージカルに本格的に挑戦していきたいと思っています!」と目標を掲げた。

 「アジアンを応援して頂いていた皆さまには心から本当に感謝しております。これからも各々の活動を応援し見守っていただけるとうれしいです。突然の発表でびっくりさせてすみません!アジアンとして漫才ができたことは、ほんとにほんとに感謝しかございません!」と思いをつづった。

 馬場園はツイッターで解散を伝え、「今や一日一日が貴重な時代。限りある時間を全力で好きな事に使ってもらいたいので全力で送り出すことにしました」と隅田の意向での活動終了を示唆。

 「せっかくですから縁起の良い日を選びました。暦を気にする年齢になりました。わたしもわたしでこれまでの日々に感謝をしながら、気持ちは一生漫才師として初心に返ってまた楽しい事を求めていきたいと思います」と決意を明かし、「今まで応援してくださった皆様には心から感謝しています。たくさん支えていただき本当にありがとうございました。アジアンとして漫才ができて最高でした」と感謝の思いをつづった。

 アジアンは吉本の養成所・NSC20期生の馬場園と隅田で2002年2月に結成。05年の「ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞を獲得し、同年のM-1グランプリでは女性コンビ初の決勝進出(8位)を果たした。17年の第1回女芸人No.1決定戦「THE W」では3位に入るなど、実力派コンビとして知られた。

 また、10~12年の「吉本ぶちゃいく芸人」で3連覇し殿堂入りした隅田が、『婚活』を理由に15年からテレビ出演をセーブしたことも話題を呼んだ。19年にMBSテレビ「ミント!」(終了)でコンビとして4年ぶりのレギュラー出演が決まった際、「(独身を)いじられるのが嫌でテレビを離れたという話もある」と聞かれた隅田は、「いじられるのは問題ない」と強い口調で否定していた。

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