藤井聡太二冠 順位戦連勝22でストップ B級1組の壁

稲葉陽八段に敗れた藤井聡太二冠(提供:日本将棋連盟)
稲葉陽八段に藤井聡太二冠(提供:日本将棋連盟)
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 将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=18)が3日、大阪・関西将棋会館で指された第80期順位戦B級1組で稲葉陽八段(32)に165手で破れ、順位戦での連勝が22で止まった。。

 昨年まで5期連続でA級に所属していた稲葉八段が先手。角換わり腰掛け銀に進み、午前中で67手まで進んだが、午後に入りスローペースに。終盤は苦しい局面が続いたが、お互いに1分将棋に突入する粘りを見せ、午前1時10分終局の熱戦となった。

 順位戦は今まで40勝1敗の戦績だったが、“鬼のすみか”B級1組2戦目で2敗目を喫した。藤井二冠は「B級1組に入ったばかりなので、自分の力が足りないところがあるのかなという印象です。これからも次の一局に全力を出せるようにしたいです」と話した。

 初防衛をかけて渡辺明三冠(名人、棋王、王将=37)と2年連続顔を合わせる、第91期棋聖戦五番勝負は6日開幕。「非常に注目していただける舞台になると思うので、精いっぱいいい将棋を指したいです」と意気込んだ。

 B級1組は13人の総当たり戦で、上位2人が来季A級へ昇格する。

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