吉村知事、枝野代表をチクリ「運用病床を減らすと、理解ない野党第1党党首から文句」
大阪府の吉村洋文知事が4日、大阪府庁で会見。現在の重症病床の確保数224を340に増やす計画を明かした。「災害医療とみなすぐらいの事態があると想定した目標病床を議論しているところ」で、来週にも具体数を公表したいとした。一部報道の340床という数字について質問され、「340床が災害医療と考えていない。もっと先を考えないといけない」とした。
吉村知事は新型コロナウイルス感染の第4波の際、大阪では最大450人の重症者となり、運用病床350としたことに触れ、「(加えて)力のある中等症の病院で最大90名、重症者の治療をしていただいた。そういったところに参加していただきたい。重症病床をさらに増やして、災害医療レベルを考えないといけない」とした。
「350床でも通常医療を制限している部分がある。通常医療を制限しないレベルは224床。350床を超えると今の医療界では難しいという声が出るが、『災害医療』というのを前提にお願いするという計画を立てていこうと」と明かした。
また、「いま病床が200強となっているので、一部の医療機関では運用病床を減らさしてくれ、コロナ以外のほかの病気も診たいという声が届いているのは事実。どうするかは判断していない。運用病床は動いていくが、確保病床は340を確保したい」とした。
さらに、「現場の要請に応じて運用病床を減らすとなったら、またどっかの立憲民主党の代表から吉村が病床を減らしたんじゃないかと、一番悪いのは吉村だと言われないようにしないといけないようオープンにしてやりたい。理解のない野党第1党の党首から文句をつけられるとうっとうしい」と、確保病床と運用病床の違いから“バトル”となった枝野幸男代表をチクリとやった。