元E-girls Elina Mizuno 踊りと芝居二刀流で唯一無二の存在感
世界初のダンスプロリーグ「Dリーグ」の魅力を紹介する「白熱!!Dリーグ」の第4回には、E-girlsの元メンバーで、「ベネフィット・ワン モノリス」のリーダー、Elina Mizuno(28)が登場です。一枚岩を意味する「monolith」が由来のチームを、統率力ではなく、包容力でまとめる主導役。女優業にも取り組んでおり、踊りと芝居の“二刀流”で唯一無二の存在感を放つ。
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モノリスのショーのベースは、「VOGUE(モデルのようなポージングを取り入れたダンス)×HEEL(ヒールを履いてのダンス)×何か」でやっています。それぞれの経歴が違うので、モノリスを結成してHEELを始めた人も、スペシャリストとしてやってきたメンバーもいて。やってこなかったメンバーも合わせることができるのが、モノリスの強み。「やってなかったんですよ」で終わったら、Dリーグでは勝てないですから。
メンバーでは私一人だけ関東人なんです。(ディレクターの)HALさん含めて全員関西人で、私もエセ関西弁がうつってます(笑)。HALさんは私のキャラクターも見て、リーダーに任命してくれました。私は自分で言えるくらい、平和主義の人。引っ張るリーダーより、包み込むリーダーとしてやらしてもらってます。
「ダンスと女優、どっちが好き?」という質問をよくいただくんですけど、私の中ではカテゴライズは一緒で、表現の方法が違うだけ。私の今後の人生も表現についてスキルを磨いていく、と捉えてもらえたら。Dリーグがあるのでなかなかお芝居の仕事はできてないけど、今後もちらほら決まってはいます。
女優業はもちろんダンスに生かされてます。例えば、歌詞のある音楽のダンスやストーリー性のあるダンスなら、女優としての想像力で役作りをして、表情を分かりやすくしたり。昔は「Elinaちゃんの表情が好き」と言われて、「ダンスを見て」と悩んだこともありました。でも、大人になった今では、それが私の良さだと昇華できてます。
◆Elina Mizuno(水野絵梨奈=みずの・えりな) 1993年2月8日生まれ。東京都出身。4歳からバレエを習い、ダンスも始めて、14歳で女優として芸能活動を本格的に開始。ダンス&ボーカルユニットのFlower、E-girlsにも所属。13年10月に両グループを脱退。主な出演作は映画「悪の教典」「ソレダケ」など。7~11日放送のNHK FMラジオドラマ「浮遊霊ブラジル」に出演。