渡辺明三冠 藤井棋聖に完敗…約1時間20分大長考で「一気にダメに。残念」

 対局に臨む藤井聡太棋聖(右)と渡辺明名人(代表撮影)
 渡辺明三冠が昼のおやつに注文したザモンブラン、アイスコーヒー(提供:日本将棋連盟)
 渡辺明三冠が朝のおやつに注文したストロベリーショートケーキ、アイスコーヒー(提供:日本将棋連盟)
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 将棋の藤井聡太棋聖(王位との二冠=18)に渡辺明三冠(名人、棋王、王将=37)が挑戦する「第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局」が6日、千葉県木更津市・龍宮城スパホテル三日月で開幕し、藤井棋聖が90手で勝利した。前期は史上最年少でタイトル奪取し、今期はディフェンディングチャンピオンとして2年連続の顔合わせとなった。

 渡辺三冠は追い風となる先手番をひき、「作戦は予定通り」と明かした前例をなぞった展開に持ち込むも、リードを奪うことなく完敗。終局後は無念の表情で首をかしげた。

 初手は珍しく1分間かけて瞑想(めいそう)し、覚悟を決めたように飛車先を伸ばした。その後は理想通りの展開でほぼノータイムで指し進め、一時1時間半近く持ち時間をリードした。

 しかし「まるっきり考えてなかった」という予定外の手を指され、約1時間20分長考。「そこでまずい変化になってしまって、一気にダメになってしまったのは残念です」と敗因を分析し、肩を落とした。「もうちょっといい内容の将棋を指せるようにやっていかないとなと」と次局へ気持ちを切り替えた。

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