日テレ藤井貴彦アナ 田村&丸川大臣の発言に「自主的な研究としても」「別の地平だからこそ」
日本テレビ・藤井貴彦アナウンサーが7日、キャスターを務める日本テレビ系「news every.」に出演。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長の東京五輪・パラリンピックを巡る発言と政府の反応についてコメントした。
尾身会長は2日、国会で「今の状況で(五輪を)やるというのは普通はない」などと発言。これに丸川五輪相が「全く別の地平から見てきた言葉をそのまま言ってもなかなか通じづらい」と反応した。
ほかにも、尾身会長が五輪開催による感染状況への影響や対策などに関する独自の提言を20日までに公表する考えを明らかにしたことについて、田村厚労相が「自主的な研究の成果の発表」と語っている。
番組ではこれらの発言を“政府と専門家の溝”として取り上げた。
藤井アナは「お願いしてもプロの責任を果たさない人が多くいる中で、自主的なご研究だったとしても、こういう意見を述べるのは大切だと思いますし、別の地平だからこそ気付かない視点、ってのは間違いなくあると思います」と冷静な口調で語った。