平野啓一郎氏、五輪巡り「日本政府がやりたがっていることこそが問題」と苦言

 芥川賞作家の平野啓一郎氏が9日、ツイッターに新規投稿。米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が8日、日本政府が主導して立法措置や入国規制を取ることで東京五輪を中止や延期にすることは可能との見方を伝えたという共同通信の記事を引用し、政府の姿勢に疑問を呈した。

 平野氏はこの報道を受けて自身の公式ツイッター(@hiranok)で「当たり前の話で、国民の生命が危機に瀕しているのに、民間のスポーツイベント一つ、中止に出来ない国家主権って何なのか?」と問題提起。同氏は「結局、IOCだけでなく、日本政府がやりたがっていることこそが問題。しかも、首相が選挙に勝ちたいからという浅ましさ」(以上、6月9日午前11時36分の投稿から引用)と苦言を呈した。

 記事では、IOCのディック・パウンド委員が「日本の首相が中止を要請しても大会は開催される」と発言したことを紹介した上で、契約上、東京五輪を中止できるのはIOCだけ、としながらも、日本政府も中止や延期の世論が強ければその方向に動くことができると指摘している。

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