小栗旬「すんなりと始まれたな」 22年大河「鎌倉殿の13人」クランクイン
三谷幸喜氏(59)が「新選組!」、「真田丸」に続いて脚本を手がけ、俳優・小栗旬(38)が主演する来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が9日、クランクインした。
この日は主人公の北条義時(小栗)が、京での任務を終えて北条の郷に帰った父・北条時政(坂東彌十郎)と共に、三浦義澄(佐藤B作)・義村(山本耕史)のあいさつを受けるなど、若き義時のシーンを収録。
小栗は前日まで「とうとう始まってしまうな」、「始まったら後戻りできないな」と思っていたというが、いざ現場に来てみたら「すんなりと始まれたな」と、スムーズな出だしを感じたという。
義時については「目立つキャラクターではなく、周りに目立つ人がたくさんいます」といい、「このドラマ、誰が主役なんだっけ?という感じで進んでいきたい、と演出陣とも話しています」とプランを説明。「主役だからと気負うことなく“なんとなく”現場にいるという感じを大事にしています。徐々に浸透していって、あるときから義時が舵を切る瞬間にやっと『あ、この人が主役だったんだ』となれれば」と続けた。
小栗は「『源氏とか平家とか、そういう人たちに気を遣いながら生きていたくないんだ』という世の中を目指す義時の気持ちを、ブレずに持って演じていきます。大河ドラマでもなければ、これほどのキャスティングの中に入れることもないですし、次から次へと“つわもの”が現れてきますので、それを僕自身も楽しみたい」と、抱負を述べている。