田中雅美氏、菅総理の五輪思い出話は「招致活動の時にする話」
元競泳五輪メダリストの田中雅美氏が10日、フジテレビ系「バイキングMORE」で、菅義偉総理が前日の党首討論で3分にわたって前回の東京五輪の思い出を語ったことに「このお話は招致活動の時にされる話」とガッカリした表情を浮かべた。
番組では菅政権になって初の党首討論を特集。特に批判が多かった菅総理の“前回の東京五輪思い出話”の部分はノーカットで放送した。
MCの坂上忍は「目が点になった」とあ然。「スポーツの素晴らしさ、美しい話をするのはいいが、今求められているのか。そのズレをどうしても感じてしまう」と首を傾げた。
オリンピアンの田中氏は、菅総理の思い出話は「招致活動の時にされる話」とピシャリ。「もしくは、聖火リレーの申し込みの際に思いを書くが、そのときにこれを書けば通るでしょうという風に。それが国会の党首討論で話されているのが不思議」と、党首討論の場で話す内容ではないと指摘。
さらに「政治の争い事の中で、スポーツを絡めてオリンピックを利用して立場を確立していこうという姿に、心が離れてしまう」と表情を曇らせていた。