山口二郎教授「人々は事実と受け取る」菅首相の1日100万回接種発言に

 山口二郎法政大学教授が11日までにツイッターに投稿し、菅義偉首相が党首討論で「1日100万回を超えた」「新型コロナウイルスワクチン接種を希望者全員に10月から11月に終える」などと述べたことについて言及した。

 山口教授は9日の投稿で「一日百万人のワクチン接種、10,11月にすべての希望者に接種を済ますという菅首相の発言を聞くにつけ、権力者は、客観的事実を無視して、希望的観測や目標を唱えれば、人々はそれを事実と受け取ってくれるという大きなアドバンテージを持っていると痛感」と首相という立場であることの優位性を指摘。続けて、「それが果たせなくてもみんな忘れている」と発言を現実に履行できなくても責任を問わない国民についても触れた。

 山口教授は11日に投稿では「1日百万人のワクチン接種、11月までに接種を終える、権力者の願望をあたかも事実のように垂れ流すメディアの罪は大きい。希望的観測と事実を峻別することは、メディアにとってのイロハではないか」とも指摘した。

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