鈴木梨央 迫真!不登校児 閉じこもり実体験もとに熱演「役に寄り添った」
女優の鈴木梨央(16)がきょう12日放送開始のNHKドラマ「ひきこもり先生」(総合、土曜 後9・00)に不登校児役で出演する。「私自身、中学2~3年のころに部屋に閉じこもった経験があった」と実体験をもとに、役と自身を重ねて演じた思いをデイリースポーツに語った。
同作は、38歳から11年間ひきこもり生活を続けた「ひきこもりサバイバー」が中学校の非常勤講師となり、学校関係者や生徒たちと向き合いながら成長する物語。俳優・佐藤二朗(52)が主演、鈴木保奈美、佐久間由衣らが共演する。
鈴木梨央は不登校児・奈々を演じた。自身も中学時代に「朝になると体が動かなくて、起き上がれないときがあった。頭では行動しないとと思っているのに、なぜか意固地になり部屋に閉じこもった」という。
佐藤からは泣くシーンを前に、「涙を流すことよりも、いかに気持ちを寄せるかが大事だよ」とアドバイスをもらったことも踏まえ、「奈々のせりふに重みを感じて役に寄り添った」と充実した表情を見せた。
最近出演したCMでも歌やダンスを披露している鈴木。「体が硬いので、コロナの間に体を柔らかくしてダンスを上手に踊れるようになりたい。アクションや殺陣もできるように頑張りたい」と苦境をチャンスに変えてさらなる飛躍を誓っている。