佐藤二朗 生放送で突然、涙 「ひきこもり先生」熱弁の末に声詰まらせ
俳優・佐藤二朗が12日、NHK総合「土曜スタジオパーク」にゲストで生出演。この日午後9時スタートの主演ドラマ「ひきこもり先生」をPRする中で、熱を込め過ぎて涙する場面があった。
佐藤が演じるのは、11年間のひきこもりを経験した後、公立中学の不登校生徒が集まるクラスの非常勤講師となる主人公・上嶋陽平。佐藤は上嶋について「寄り添って、故に子供たちに近くて、逆に心配されちゃう。でも、人間が生まれながら持っているであろうきれいな考えが、現実ではそんなに甘くないだろうとなるが、人間の核みたいなものを持っている人。核にあるきれいごとを大人が子供達に…」と話した後、声を詰まらせた。
せきばらいをしながら「あきらめちゃいかんとかね。それを上嶋陽平を通じて言えればなって」と役に込めた思いを伝えた。そして「ごめんごめん。急に何だろう」と口元を押さえ絶句。MCのハリセンボン・近藤春菜が「この物語、生徒1人1人とか上嶋さんについての佐藤さんの思いが伝わりました」と助け船を出した。
佐藤は続けて「ひきこもりは、80・50問題もありますけど、いまだに甘えではないかという声もあると思います。そうではなくて一番苦しんでいるのは本人だし二番目に苦しんでいるは家族、周りの人。このドラマで、甘えだという声を覆したいとある種の決意を持って望んだ」とドラマに懸ける意気込みを示し、再度「ごめんごめん。失礼しました」と謝った。