平野啓一郎氏 「緊急事態条項は絶対に認めてはいけない」 加藤官房長官発言に
芥川賞作家の平野啓一郎氏が12日までにツイッターに投稿。加藤勝信官房長官が11日の記者会見で、改正国民投票法成立に関連し、自民党が憲法改正4項目の一つに挙げる緊急事態条項新設に向けて「絶好の契機だ」と述べたことに「絶対に認めてはいけない」と記した。
平野氏は加藤長官の発言を報じる記事を引用し、「こんなヤバい政府に独裁的権力を与えてしまったら、どれほど悲惨なことになったか、痛烈な教訓になった。自民党の改憲案の緊急事態条項は、絶対に認めてはいけない」と投稿した。
安倍晋三前首相が2016年の参院予算委員会で改憲意欲を表明した際、民主党(当時)は緊急事態条項について「法律がなくても首相が政令で国民の権利を制限できる。恐ろしい話」と問題視した。