「青天を衝け」演出・黒崎氏が語る魅力 明治での家康は?「考え中」

 日本資本主義の父・渋沢栄一(吉沢亮)を、幕末から明治を舞台に描くNHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合、日曜、後8・00)が好調だ。初回の世帯平均視聴率が20・0%と好発進し、その後も13~16%台を推移。朝の連続テレビ小説「あさが来た」と同じ五代才助(友厚)役が話題の俳優ディーン・フジオカ(40)、悲劇の将軍・徳川家茂役の俳優・磯村勇斗(28)、演出の黒崎博氏と村橋直樹氏への取材で、その魅力に迫った。(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)

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 黒崎氏は本作の魅力を「史実に基づいていますが驚くべき人生だと思いますし、栄一が人生のステージが上がり、成長する姿を楽しんでいただけたら」とアピールする。

 語り部的な存在で登場して驚かせた初代将軍・徳川家康役の北大路欣也(78)は当初、自身の役どころに「よく分からないな」と困惑気味だったというが、放送後に大きな反響を呼んだこともあり「次回は何をすればいいの?」とがぜん、意欲を見せたという。

 明治での家康の在り方については「みんなで考え中です。大森(美香)さん(脚本家)含めて引くに引けなくなっていて。いつの間にか北大路さんご自身も劇中の立場を超え、栄一への感情が出てきてしまって、物語を“見守る人”になってきている気がしています。幕府が終わった後も『出てくる理由がない』と言うことはないと思うので、栄一を最後まで見ててほしいな」と含みを持たせた。

 慶喜役の草なぎについては「撮影前に『歴史分からないよねー』とよく雑談するんですが、セットに入って本番の声がかかると、慶喜が真っすぐに見えてくる。こんなに振れ幅の大きい人に会ったことがない」と絶賛。「慶喜は色んな面が潜んでいて、どれも本音でやっている。そこが草なぎさんと重なっているような気がして、楽しんで撮っています」と、役と本人を重ねた。

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