V6三宅健 陰陽師で新橋演舞場&南座初座長 ダンス&殺陣取り入れた安倍晴明
人気グループ・V6のメンバーで俳優の三宅健(41)が、舞台「陰陽師」(来年2月開幕)に主演し、東京・新橋演舞場と京都・南座で初座長を務めることが14日、分かった。夢枕獏氏(70)原作の人気小説で、映画、舞台、歌舞伎などさまざまなジャンルで取り上げられてきた名作。今作では三宅がこれまでにない主人公・安倍晴明を創り上げる。
16年から3年連続で滝沢秀明氏(39=現ジャニーズ事務所副社長)が演出・主演した「滝沢歌舞伎」に出演した三宅。19年には市川海老蔵(42)と「六本木歌舞伎『羅生門』」で共演するなど挑戦を続けてきた。今回は満を持して伝統ある2劇場で初座長を務める。
「陰陽師」は野村萬斎(55)主演で01年と03年に映画化された人気作。三宅は「映画、ドラマ、アニメにもなり、海外でも人気のある作品です。そんな有名な作品に出演させていただけることを嬉しく思います」とコメント。演出は鈴木裕美氏、脚本はマキノノゾミ氏が手掛け、ダンスや殺陣などもふんだんに取り入れた三宅版「陰陽師」を繰り広げる。
頭脳明晰、冷静沈着な人物として描かれる安倍晴明像に、今作では感情の発露や人間らしい部分など新たな解釈が加えられるという。三宅は「今までにない陰陽師になることを期待に胸を膨らませて楽しみにしています」と心を躍らせた。
11月1日には、95年のデビューから26年を歩んできたV6が解散する。ジャニーズ事務所の俳優としてリスタートする三宅にとって、意気込み新たに臨む作品となりそうだ。