笑い飯の哲夫（４６）が１５日、和歌山県の高野山大学で行われた公開イベント「われわれは何のために学ぶのか　笑い飯哲夫氏と語る」に参加した。真言宗の開祖である空海（弘法大師）の誕生日に同大学理事長及び学長の添田隆昭氏、副学長の岡本正志氏と対談。教育と仏教を中心に約１時間、語り合った。

　お笑い界屈指の“仏教通”哲夫の知識を認めた添田学長から「来年４月、哲夫さんは高野山大学に入学してる」と予言された。哲夫は「ぜひ高野山大学で学ばせてもらいたいなと思います。すてきな先生方もいらっしゃる。授業を受けさせていただいて成長できたら」と“リップサービス”。すると、岡本副学長も「学生も一緒に成長できる。マジメにラブコールを送ります」と続いた。

　終演後、再び“入学”の話題になった。哲夫は「入学してるのが目に浮かんだ瞬間に入学費用とか授業料の費用系に頭がいって、次にスケジュールに頭がいった」と明かした上で、「体験入学できれば、生徒さんと一緒に学ばせてもらいたい。何かお話しさせてもらえるんだったら、語源系クイズとかやれれば。日本のあらゆる言葉は仏教から来てる。『くしゃみ』とか。崇高なものから下世話なものまでいろんなことに仏教が潜んでいる。そんなことを生徒さんと育めたらうれしいかな」と“プラン”を思い描いた。

　また、「出家」については否定。「僕は仏教マニア。鉄道マニアでいう運転手さんの後ろから見てるだけ。お坊さんのように仏教を運転するのはおこがましい」とした。さらに、「まだまだ女遊びもしたい。お坊さんほど崇高な生活はできない」と付け足して笑わせた。