吉本興業で職域接種スタート 河野大臣も視察「吉本の皆さんのお力をぜひお借りしたい」
吉本興業ホールディングスは28日、グループ従業員、所属タレント、その家族らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの職域接種を始め、東京本社に河野太郎行政改革大臣が視察に訪れた。
吉本興業は28~7月2日を第1回と位置づけ、東京本社と大阪本社で職域接種をスタート。この日はペナルティ・ヒデ(50)、サバンナ・高橋茂雄(45)、おばたのお兄さん(33)が接種を受け、河野大臣と対話した。
河野大臣は「ワクチンの確保と打ち手の確保、最後に若い世代がワクチンを打つという3つの山があって、今その山を登ろうとしている」と現状を説明した上で「若者にメッセージ届けることができる吉本の皆さんのお力をぜひお借りしたいと思う」と若者世代の接種拡充に力を込めた。
若者世代はSNSで情報を入手しがちという点から「SNSに反ワクチン派のデマが横行しているというのがありますので、デマに対して『これはデマですよ』というのをちゃんと言わねばならない」と注意喚起し「コロナそのものが軽症であっても後遺症が出る人もいますし、家族や仲間を守る視点から考えてもワクチン接種が大事だということを浸透させていきたいと思います」と集団免疫の獲得に力を入れると誓った。