吉本興業が職域接種スタート 河野行革相が視察、若者への接種拡充訴え
吉本興業は28日、東京と大阪の各本社で新型コロナウイルスワクチンの職域接種をスタートさせた。所属芸人やタレント、社員、その家族を含めた約2500人を対象にワクチン接種を行う方針。この日は東京430人、大阪280人の規模で接種を受けた。
東京本部には河野太郎行政改革担当相が訪れ、若者世代への接種拡充を訴え「家族や仲間を守る視点から考えてもワクチン接種が大事だということを浸透させていきたい」と話し、接種を済ませたペナルティ・ヒデ(50)、サバンナ・高橋茂雄(45)、おばたのお兄さん(33)と対面。おばたのお兄さんは「接種していないとできないお仕事が今後出てくるのではというのも一つ」と接種理由を明かした。
大阪ではハイヒールのモモコ(57)が夫と接種。「生きてきて打った注射のなかで一番痛くなかった」と余裕の表情だった。夫妻には26歳、22歳、18歳の3人の子供がいるが、モモコは「どうしたい?って聞いたら、3人とも様子を見たいって。私は打ちいや!って言いたかったけど、何も言わなかった。子供たちがそう決めたので」と夫婦2人での接種となった。