風見しんご、八街トラック事故に「こんな理不尽はない」交通犯罪の意識を強くと訴え
交通事故で長女を亡くす体験を持つタレントの風見しんごが30日、フジテレビ系「めざまし8」に出演。千葉県八街市で起こったトラックが小学生の列に突っ込んだ痛ましい事故について言及した。
番組では風見をゲストに迎え、今回のような痛ましい事故の再発をなくすにはどうしたらいいかを議論した。
改めて今回の事故の感想を求められた風見は「いつもいつも思うんですけど、大人が作ったルールを、守っている子どもがそのルールを破った大人の手によって命を落とす。こんな理不尽なことはない。いつもそれを感じます」とコメント。
MCの谷原章介も「過失と被害のバランスがあまりにも合わなくて」「今回はルールを守っていた子ども(が被害にあった)、どう気持ちの整理をつけたらいいのか。やりきれない」と語った。
風見は、容疑者が飲酒していたと報じられていることにも言及。「交通事故のくくりの中で話をされているが、飲酒運転は犯罪とみんな知っている。交通事故と、交通犯罪という意識をどこかにもっていかないと、これから先も、交通事故の中で法律を適用しておさめようとしたら、なかなか事故は減らないんじゃないか。やむなくして起きた事故と、起こるかもしれないと分かっていた事故。飲酒運転は犯罪と分かっているから、交通犯罪という意識を持っていかないと、減っていかない」との考えを示していた。
風見は07年に当時小学生だった長女をトラックの事故で亡くしており、以降、自身の体験をもとに、交通安全を呼びかける講演などを積極的に行っている。