風見しんご、長女失い14年「毎日事故現場を思い出す」 親たちへ「一緒に登下校を」

 長女を交通事故で亡くしているタレントの風見しんごが30日、フジテレビ系「めざまし8」で、子ども達を交通事故から守るためにできることとして「一緒に登下校してほしい」と呼びかけ。事故から14年経過した今も毎日事故現場のことを思い出す悲しみを訴えた。

 番組では、八街市で起こったトラックが小学生の列に突っ込んだ痛ましい事故を取り上げ、今後、こういった不幸なことが起きないためにはどうすればいいかを議論した。

 ゲストとして出演した風見は、登下校中の痛ましい事故をなくすために「僕が娘を失った後に感じたことで、親御さん達に言っているのは、登下校を一緒に歩いて欲しい」と呼びかけ。「1回だけじゃない。雨の日の登下校、冬の登下校…。それをぜひやってほしい」と語った。

 その理由について「ぼくはしなかった。忙しいからと理由をつけ、娘にしてやれなかった。でも、もしそれをやっていたら、大人の目から見て危険に気づいて少しでも予防になったのではと思う」と語り「事故への反省も含め、親御さんにお願いしているのは、忙しいし時間も見つからないかもしれないけど、登下校、一緒に歩いて下さい」と呼びかけた。

 風見の長女も、登校中に青信号の横断歩道を渡っている時に曲がってきたトラックに巻き込まれ命を落とした。それから14年が経過したが「冗談でもなんでもなく、毎日思い出します、事故現場のこと。それを思うと…」と今も悲しみは癒えないとし「ぼくだけじゃない。起き続けている悲惨な事故のことを思うと、こんな思いをする人が、なんでこんなに増えていかないといけないのか」「悔しくて悲しくてたまりません」と鼻をすすりながら訴えた。

 最後に風見は、事故撲滅には、「(ドライバー)1人1人の心がけ。本当にそこなんです」と語り、亡くなった方だけではなく「ものすごい数の人の人生が変わってしまう。だから少しでもご理解をいただいて、最終的には1人1人の意識が変わっていけばいいなと思う」と強く呼びかけていた。

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