「阪神－ヤクルト」（３０日、甲子園球場）

　甲子園球場での阪神－ヤクルト戦を前にファーストピッチセレモニーが行われ、野球解説者の古田敦也氏と朝日放送のヒロド歩美アナウンサーが登場した。

　ヒロドアナがマウンドに立ち、古田氏は捕手を務めた。高く足を上げるダイナミックな投球フォームから古田氏のミットを目がけて投げ込んだが、投球はむなしくゴロ。それでもスタンドからは大きな拍手が沸き起こった。

　大役を終えたヒロドアナは「夏の（高校野球）前に、みなさんの投げる瞬間をずっと取材だったりとか、球児がどんな思いでマウンドに立つかというのを見返していたんですけど。やっぱり改めてすごいと思いました」と興奮気味に振り返った。

　古田氏は東京五輪日本代表に内定した阪神・梅野について「打つ、投げるという技術的なことだけじゃなくて、精神的な役割、支柱になれるという判断で稲葉監督も選んだと思うので。自分の役割というのも本人も分かっていると思うので、全力でね。頑張ってほしい」とエールを送った。