専門家が分析「効果を保つためには3回目のワクチン接種が必要となる可能性」

 読売テレビ「ウェークアップ」が3日、新型コロナウイルスのワクチン接種状況を伝え、ひらた中央病院医師・坪倉正治氏は、自身の勤務する病院の職員232人に行った追跡調査から「効果を保つためには一定期間がたった後、3回目の接種が必要となる可能性がある」などと話した。

 同病院では、ファイザー社製のワクチンを打った職員19歳から75歳までの男女232人を対象に、1回目接種前と2回目接種約3週間後の採血で抗体量、中和活性値を検査。232人全員に抗体、中和活性の値の上昇が確認されたという。また、12人に2回目の接種後2日おきに採血した結果、両方ともに2回目で抗体、中和活性の量が急上昇。

 2回接種の効果が確認されたものの、その抗体は2回目のワクチン接種の10日後ごろをピークに減少することが判明したという。

 坪倉氏は「ワクチンの効果を保つためには一定期間がたった後、3回目の接種が必要となる可能性がある」と話し、「数カ月の間にすぐに、ということでは決してなくて、この抗体、免疫グロブリンというものはどんなものであれ、ちょっとずつちょっとずつ減っていくのは当然だが、連続で連日採血していただくと、やっぱり数字は下がっていって。インフルエンザのワクチンと全く一緒ではないが、ある程度、年の単位の時間の後にもう一度打つであるとか、そういった対応が必ず必要になってくるんだろうなというふうには感じる」と説明。

 中谷しのぶアナウンサーが「ということは、3回目のワクチンはやはり1年以内に打つことになりそうですか」と質問すると、坪倉氏は「すみません。1年なのか1年半ぐらいなのかとかいうのは、パッと答えられる段階ではないですが、少なくとも月の単位ではない」と回答した。

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