柳澤秀夫氏 ワクチンパスポート導入に「打てないことを証明するものも必要」
元NHKのジャーナリスト・柳澤秀夫氏が3日、テレビ朝日系「中居正広のニュースな会」に出演。今月下旬にも導入が予定されている、ワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」に言及し「打てないことを証明するものも一方で必要になる」などと話した。
番組では、西村康稔経済再生相が6月29日のニュース番組で「(GoToトラベルの利用は)ワクチン接種か、そうじゃない方は検査で陰性を確認するのが一つの方法だと思うので、さまざまなインセンティブを考えていきたい」と発言したことも紹介。
柳澤氏は「打ちましたっていうパスポートと同時に、いろいろな理由でワクチンは打てません、健康上の問題や体質的に。そういう人にも、打てないということを証明するようなものも一方で必要になるような気もする」と持論。
「海外渡航についてはある程度やむを得ないと思うが、これが国内で一人歩きしてしまうと、ワクチンパスポートを持っている、あるいは陰性証明がある人はお店に入れる入れない、とか宿泊施設に泊まれる泊まれないになってしまうと、打たないことによるデメリットを被る人たちもたくさん出てくる」と危惧。
「どうしても気分的に打ちたくないとか何となく迷ってるっていう人は別ですけど、どうしても打つことができないという人たちが不利益を被ることがないようにするためには、ワクチンパスポートプラス、ワクチン打てません私は、打たなくて過ごさざるを得ないですということも証明するものも併せて考えていかないといけないんじゃないかと思う」と提言した。