浴衣姿の佐藤健「織姫はいますか?」の問いに予想外の回答
俳優の佐藤健(32)が3日、京都市内で行われた主演映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」の舞台挨拶(あいさつ)に大友啓史監督(55)とともに登壇した。
「るろうに-」シリーズが京都をはじめ兵庫、大阪など関西34カ所で撮影されたことから「剣心、始まりの地へ~おかえり剣心京都がい旋舞台挨拶~」と銘打たれたイベント。
佐藤は冒頭から「(雨の影響で東京から)新幹線が動かなかった。危なかった。バタバタ」と苦笑したが、「京都は『るろうに剣心』の始まりの場所で。僕たちの第二の故郷といっても過言ではない。何としても来たいという願いが通じて幸せ」とあいさつしてファンを喜ばせた。
夏らしく浴衣姿の佐藤は「しっくりきますね。昔は和服を着ることに若干の抵抗というか。おじけづくところがあったけど、『るろうに剣心』のおかげで逆に落ち着く」と思いを明かした。大友監督からは「(次は)『剣心』じゃなく、これ(浴衣)で撮りたい。和服が素晴らしい」と絶賛された。
京都の楽しい思い出について、佐藤は2012年公開の第1作の撮影時を挙げた。京都のホテルでの長期生活も「不自由なかった」といい、共演の香川照之、蒼井優、青木崇高らとひんぱんに飲みに出かけていたと明かした。
また、7日の七夕へ向け、佐藤は短冊に「剣心の十字傷がいつか癒えますように」としたためた。ファンから募集された質問で「健さんにとっての織姫はいますか」が取り上げられると、マスクをつけた客席が盛り上がった。
佐藤が「織姫って会えないんだよね。会いたくても会えなくて、1年に1度だけ会えて。1年に1度ではないにしても、本当は会いたいけど、たまに会えるという存在はやはり剣心ですかね」と返すと、微妙な雰囲気に。司会からの「まさかの剣心さん。姫なのかっていうね」というツッコミで笑いが起こると、佐藤は「(観客は)落胆されてますね」と察していた。