「勉強はできるけど何か足らない人」関口宏「サンモニ」で官僚の不祥事に苦言
俳優の関口宏が4日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、官僚に対して苦言を呈した。
番組では、20代の経産省キャリア官僚2人が給付金詐欺で逮捕されたという事件を特集。1人は慶応大学、もう1人は東京大学出身。容疑者の1人は月給を超える家賃の高級マンションに住み、複数の高級外車を所有していたことなどを伝えた。
さらに、今年3月に厚労省の職員23人が深夜まで送別会を行っていたことが発覚した騒動、総務省幹部が東北新社やNTTから高額な接待を受け、処分されたことなども合わせて伝えた。1976年の大蔵省(当時、現財務省)の入省式で、新人官僚の多くが「東京大学卒業です」と語るニュース映像も流し「官僚に深刻な危機が訪れているのです」というナレーションも添えた。
国家公務員総合職試験の申込者は4年連続で減少。若手官僚の14・7%が辞職準備中であるという意識調査の結果も紹介された。このVTRの後に、関口は「学校のお勉強はよくできる人たちだよねぇ。でも何か足らない人が増えてきたんだねぇ。そういうことだろうとぼくは思うんです」。ため息交じりに官僚の質の変化を心配した。