藤井棋聖 最年少防衛&九段昇段から一夜「初心」に戻る 次のタイトル戦は北海道
3日に第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局に勝利し、史上最年少となる18歳11カ月でのタイトル防衛&九段昇段を達成した藤井聡太棋聖(18=王位との二冠)が、勝利から一夜明けた4日、静岡県沼津市内で会見を行った。
スーツ姿で会見に現れると、関係者から花束を渡された。「初心」と揮ごうした色紙を持ち「今回防衛することができて、そういった結果に満足することなく、初心に戻って前を向いていきたい気持ちを込めました」とその思いを明かした。
昨夜は師匠の杉本昌隆八段(52)から祝福のメールがあったと明かした。師匠の段位を越えたことについては「師匠以上の活躍をするのが恩返しとも言われるので、今回こういった結果を出せたことは、いい報告になるかなと思います」と喜んだ。
次のタイトル戦は13、14日、北海道旭川市で豊島将之竜王(叡王との二冠=31)との王位戦第2局が行われる。鉄道ファンの藤井棋聖は「鉄道に少し乗る予定なので楽しみにしています。他にもいろいろ乗ってみたいところがあるので機会があれば行きたい」と声を弾ませた。