松本幸四郎 コロナ禍で中止の演目「義賢最期」披露に「いつも以上のうれしさ」
歌舞伎俳優の松本幸四郎(48)がこのほど、都内で東京・歌舞伎座「八月花形歌舞伎」(8月3~28日)第三部「義賢最期」の取材会を行った。
コロナ禍で中止となった昨年4月の父・松本白鸚(78)と自身の襲名披露公演で予定されていた演目で、初役の木曽先生義賢に向けて「いつも以上の色んな思いがあるので、いつも以上のうれしさがある。披露できる時が来たということで、引き締まる思い」と力を込めた。
歌舞伎公演再開から8月で1年となり、「次のステップになれば。お芝居なのか公演形態なのか、半歩でも先に進んでいくことをやっていくしかない」と意気込みも新た。
同じ第三部の「三社祭」には長男・市川染五郎(16)も出演するが、「僕は最初17歳でやらせていただいた。彼は16。あの年で、歌舞伎座で『三社祭』をやるのは最年少じゃないですかね。できることなら代わってやりたい」とうらやんで、笑わせていた。