シャープ製家電のＰＲで面白さを競う、吉本若手芸人のコンテスト「シャープＰＲ－１グランプリ」が１１日、大阪市内で開催された。“大阪府住みます芸人”の「ｓｐａｎ！」が頂点に輝いた中、ＭＣを務めたＮＯＮ　ＳＴＹＬＥの井上裕介（４１）が軽妙なトークで会場を盛り上げた。

　会場にはテレビ、洗濯機、冷蔵庫など、シャープ製の最新家電製品が並び、優勝者にはコンビで一人一個ずつ、好きな製品が贈呈される。

　商品を見渡しながら、井上は「俺、今日のギャラで買えるもん、ひとつもないで！」とポツリ。アシスタントを務める桜　稲垣早希（３７）が「井上さんでも無理ですか？ホットクックくらいいけるでしょ！？」と、推定６万円前後の無水調理鍋を挙げると、「井上はすかさず「無理、無理。ナメるなよ～吉本を！」と続けた。

　あまりの真剣な表情に稲垣は「夢ないなあ」と言って笑わせると、「ホンマに無理やって。審査委員（ＣＯＷＣＯＷ、ミルクボーイ）もギャラで買われへんと思うで」と強調していた。

　さらに、「ｓｐａｎ！」の優勝が決まり、水本健一（４２）が優勝賞品として液晶テレビを選ぶと、ＣＯＷＣＯＷの多田健二（４６）が「取られた。ええなあ。俺らももらえるんちゃうん」とポツリ。これに井上が「２万円のギャランティーで帰って下さい！」とツッコむと、「妥当やな」「リアルな金額…」など妙に納得する声が広がり、最後まで吉本芸人の悲哀？をネタに笑わせていた。