志村けんさん兄・知之さん 天仰ぎ全力で「アイーン!」東村山市聖火リレー 最後は全員で
昨年3月に新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で亡くなった志村けんさんの実兄・知之さんが13日、東京・東村山市で行われた東京五輪聖火リレーの点火セレモニーに出席。東村山市の第一走者として、渡部尚市長から聖火を託されると、全力でけんさんの定番ポーズ「アイーン」を披露し、天を仰いだ。
当初、けんさんが走行予定だった聖火ランナーの代走を務めた知之さん。走行前には、市のホームページ上で「代わりに兄である私が聖火ランナーとして走ることで、弟の東村山への想いや多くの人々を笑顔にしたいという気持ちを胸に弟がかなわなかった聖火ランナーとして一生懸命走りたいと思います」と意気込みをつづっていた。
残念ながら聖火リレーは、新型コロナウイルス感染拡大により、公道での走行が中止。聖火はトーチキスでつなぐ形となったが、しっかりと次走者に聖火を託し、最後は、走者全員で「アイーン」を披露し、市民へ笑顔を届けた。