五輪米英スタッフ、コカインで4人逮捕 丸川五輪相「誠に遺憾」組織委と同様コメント
警視庁麻布署は13日までに、コカインを使用したとして、麻薬取締法違反容疑で東京五輪のスタッフとして来日していた米国と英国籍で電気技師の男4人を逮捕した。逮捕は3~5日で、全員容疑を否認している。
署によると、4人は米国籍のブーケ・ダルトン・レイ容疑者(22)や、英国籍のロックウッド・ベンジャミン・ジョン容疑者(46)ら。逮捕容疑は3~4日頃、コカインを使用した疑い。
4人は2日午後8時頃から六本木のバーで飲酒。退店後にブーケ容疑者が近隣のマンションに侵入し、駆けつけた署員が薬物検査して発覚した。東京五輪・パラリンピック組織委員会は、4人が大会用仮設電源の設置管理を委託契約している外資系会社「アグレコ・イベント・サービス・ジャパン」の社員だと説明。2~5月に特定活動の資格で来日していた。
組織委は「仮に法令に反する行為を行ったことが事実だとすると、大会を傷つけるものであり、誠に遺憾」とコメントした。
丸川珠代五輪相はこの日の記者会見で「事実だとすると東京大会をも傷つけるものであり、誠に遺憾だ」と、組織委と同様のコメントを述べ、「不要不急の夜間の外出は許されない」と指摘した。