女性落語家がセクハラ提訴、約780万円の損害賠償求める 上方落語の男性は争う姿勢
上方落語協会に所属する男性落語家からセクハラ被害を受けたとして、同協会所属の女性落語家が約780万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴したことが13日、分かった。同日、地裁で第1回口頭弁論が開かれ、男性側は請求棄却を求めた。
女性側は2017年12月に酒を飲まされた上で大阪市内のホテルでわいせつな行為をされたと主張。男性側は「虚偽の事実主張だ」と否定した。
訴状で女性は同月、落語会で共演した際もわいせつな行為をされたと主張。18~19年にも複数回、嫌がらせ行為を受け、女性は過呼吸や手の震えの症状が出るようになったという。答弁書で男性側は、被害を受けたとする虚偽の事実を女性側に協会の内外で拡散されたとして、名誉を毀損(きそん)され業務を妨害されたと反論した。