若狭勝氏「このままいくと政府は断末魔迎える」 西村大臣発言撤回問題に危機感
弁護士の若狭勝氏が14日、フジテレビ系「めざまし8」で、西村康稔経済再生担当大臣の「金融機関への働き掛け」発言の撤回問題について「このままいくと、政府、政権は断末魔を迎えてしまう」と危惧した。
番組では西村大臣の発言について特集。西村大臣は酒類提供停止要請に従わない飲食店について、金融機関から働きかけてもらう方針を発言し、世論は猛反発。菅総理も9日の時点では西村発言を「承知していない」と発言。その後、政府は金融機関からの働き掛け、酒類販売業者への取引停止要請も撤回している。
これに若狭氏は「大変な時なので政府自民党には頑張って頂きたいという思いはあるんですけど」と前置きした上で「このまま行くと、政府・政権は断末魔を迎えてしまうんじゃないかというぐらい今回の件は深刻」とした。
政府の要請が二転三転していることに「朝令暮改となる。事前のチェック、検討、検証がなされないまま動き始めたことで、それ自体、ガバナンスとして問題がある」と指摘。さらに「今回は誰が承知していたか、誰が責任取るかとか、責任のなすりつけあいをしている」とし「政権にそういう状況が出てくるとかなり危機的」とも訴えた。