英国のコロナ規制撤廃に古市氏「日本もその状態」 みちょぱ「まだ怖い」
テレビ朝日系「中居正広のニュースな会」が17日、新型コロナウイルスのワクチン2回接種が進めばどうなるかを検証。接種が50%を超えたイギリスを取り上げ、一日の新規感染者が4万人を超えているにも関わらず19日から規制のすべてを撤廃するという方針を紹介し、スタジオでは賛否が分かれた。
番組では、2回接種した人が50%を超えるのは9月の中旬ぐらいと独自に予測。現在50%を超えているのがイギリスだとして、11日にロンドンで行われたサッカーの欧州選手権決勝の様子を伝えた。マスクをせず飲酒しながら抱き合い、大声で騒ぐ映像を流した後で、14日のイギリスの新規感染者数が4万2302人だったと伝えた。
これに、お笑い芸人・劇団ひとりが「えー!それであんなに騒いでるんですか?いやもう…同情の余地がないんですけど」と驚がく。司会の中居正広も「笑ってはいけないですけど、ホントもう衝撃ですよね。4万人の感染者数が出てるのに、もうお祭り。マスクなし!」と目を見開いた。
現地のテレビ朝日ロンドン支局長・大平一郎氏は「イギリスは現在、経済との両立、コロナとの共生に大きく方向転換しようとしている。このサッカーの決勝も、大規模イベントの実証実験と指定され、たくさんの人を特例で受け入れた」と説明。15日にはさらに5万人近くにまで増え、日本の人口比に換算すると約9万人に相当するという。
イギリスでは、日々の入院患者、重症者や死者の数を重視。入院患者と死者の数が比較的低く抑えられていることを理由に、来週19日から全ての制限を解除するという方向に切り替えたという。
中居は「何か考えられないですね」、ひとりも「考えられないし、日本て結構うまくやってますよね、そう考えると」とポツリ。
社会学者の古市憲寿氏は「ホントはいろんなこと、もう解除してもいいと思う。日本だって、もう7月末で65歳以上の方の7割が2回接種終わるわけで、だいぶ重症化の方は減ると思う。日本って実はワクチン接種が進んだヨーロッパと同じ状態で、欧米がうらやましいっていうんだったら日本はもうとっくにその状態になったと思う」と話したが、モデルでタレントのみちょぱこと池田美優も「何かうらやましい感じもあるけど、でもやっぱいくらワクチン進んでも、ちょっとまだ怖さはあるというか…」と慎重だった。