橋下徹氏、菅首相の思い代弁 ワクチン供給「ちょっとがまん」して
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が18日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、菅義偉首相の“代わり”に各自治体に新型コロナウイルスワクチン供給を「ちょっとがまん」することを求めた。
各地の自治体でワクチンの供給が追いついていないという話題。橋下氏は「ぼくも自治体の長だったら、そう(足りないと)言うと思う」と立場に理解を示した上で、つい最近までは、日本を含む10カ国でワクチンの75%を占めていたと指摘した。続けて「日本の感染者数とか死亡者数とか見て『日本、取り過ぎじゃないか』って」と10カ国以外の国々の思いを伝えた。
さらに「日本は恵まれていて、前倒しになってるんだから、自治体もちょっとはがまんすると。来月か再来月になったら(ワクチンは)来るわけですから」とあせらないよう呼びかけた。本来は政府が呼びかける立場だが「なかなか菅さん、言えないところもあるから、ぼくが言ったんですけどね」と代弁したことを強調。ゲスト出演していた河野太郎ワクチン担当大臣は橋下氏の勢いのある気遣いに、笑ってうつむくばかりだった。