小山田の虐待問題 英2紙「放送自粛」の凄惨行為2件も報道 組織委が続投「HAPPY」とも
東京五輪開会式に作曲担当としての参加が発表されたミュージシャンの小山田圭吾が、過去に雑誌などで、障がい者とされる同級生らに対して虐待やむごい行為を繰り返していたと語っていた問題に関して、海外でも有力紙が報じ、日本のテレビなどが自粛している苛烈内容をストレートに記載している。
小山田はツイッターで謝罪および五輪続投を投稿。東京五輪・パラリンピック組織委員会は武藤敏郎事務総長が「十分に謝罪し、反省している」として小山田の続投方針を示した。
英有力紙ガーディアン(電子版)は、「東京2020作曲家が、障害のあるクラスメートへのいじめについて謝罪」と題して、詳細に報道。雑誌掲載された小山田の発言は、直視できない内容が並ぶが、中でも日本ではテレビなどが放送できずに自粛している惨い2件についても、同紙はストレートに報じている。
また五輪組織委では、「Pig」問題など、差別的な問題で幹部が立て続けに辞任したとも伝えている。
また英デイリー・テレグラフ(電子版)も、「東京オリンピックの主催者は、小山田圭吾が精神障害の同級生を虐待していると述べたインタビューが再浮上したにもかかわらず、開会式の作曲家として継続することを喜んでいると主張している」と、「Happy」のワードを使って、五輪組織委の姿勢を伝えている。