俳優・武田鉄矢が１８日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、コロナ禍で五輪を開催できるのは「日本だけ」と指摘した。

　五輪開幕まであと５日となったが、東京での新規感染者数が５日連続で１０００人を超えるなど厳しい状況が続いている。武田は「この状況でオリンピックができる国を世界で探すと、日本しかありませんよ」と断言。続けて「ほかの国でやってたら、内乱が起こったり、首の絞め合いが起こったり、反対運動が渦巻いて。こんなに穏やかに、のどかに、盛り上がらないオリンピックを平然と待てるのは日本人しかいません」と忍耐力を評価するように見せかけて皮肉った。

　菅義偉首相、小池百合子東京都知事についても「偉いなと思うんですよ。失敗したらパーですよ。それをあんなにこやかに、やせもせずおできになるんですから、立派な方々です」とチクチク。ＭＣの東野幸治が「われわれとしては、（開催まで）１週間切ったオリンピック・パラリンピックに向けて、応援する準備をしましょうっていうところですか」と軌道修正した。

　しかし、武田はとどまるところを知らず、次はＩＯＣのトーマス・バッハ会長をネタに。「言い間違いも含めて、何か金メダルの話題が２つか３つ重なれば、みんな忘れます」と笑顔で丁寧にコメントしたが、目は笑っていなかった。