鶴瓶 進退場所で全勝Vの白鵬を擁護 取り口批判の声も「オレは悪くないと思った」
落語家・笑福亭鶴瓶が18日、MBSラジオ「ヤングタウン日曜日」(後10・00)に出演。大相撲名古屋場所千秋楽の全勝同士の対戦で大関照ノ富士を破り、7場所ぶり45度目の優勝を決めた白鵬の立ち合い、かち上げなど、なりふり構わぬ取り口に対してコメントした。
不快に感じるというリスナーから意見を聞かれた鶴瓶は「6場所も休んでて、進退をかけてやってると。必死になっていったあんな姿の白鵬、(来場した)息子も娘も嫁さんも泣いてたいうんで、もう許していいんじゃない」と思いを口にした。
さらに、「トータルであんだけ横綱(の地位)を守ってきて」と実績を称えた上で、「ちょっとええもん見たな思いましたね。執念ですね。あんだけ(長く)頑張ってきて、6場所休んだ。(照ノ富士戦は)ものすごいええ試合(取組)、見せてもらいましたよ」と振り返った。
そして、「(結びの一番を)やってんのはモンゴルの人たちでしょ」と言うと、「日本人はもっとね…(千秋楽でようやく勝ち越した大関の)正代は、言うたったら悪いけど、大関ならもっと頑張らないと」と日本人大関に奮起を促した。
また、相撲好きの三遊亭とむが、白鵬の取り口について「ルールの中でOK。(ダメなら)規定を変えなきゃいけない」と話すと、鶴瓶は「横綱という地位で、自分からああいう攻め方したらアカンというのはわかりますよ。わかるけど、今回の場合は絶対に全勝で飾って自分が(進退を)決めたいと思ったんやろね。全部勝ったら、やめてもやめんでもどっちでもいける。もう1つの執念が生まれて、来場所もやってからやめようっていける。オレは全然悪くないと思いましたね」と心情を慮って擁護した。