Foorin9月末で解散 大ヒット「パプリカ」で日本中に喜びの種まいた

 シンガー・ソングライターの米津玄師(30)が手掛けた大ヒット曲「パプリカ」で知られる男女5人組ユニット・Foorinが、9月末で解散することが18日、分かった。

 2018年7月、東京五輪を控える20年のNHK応援ソングとして生まれた同曲を歌うため、オーディションで米津が選考した当時全員小学生のメンバーで結成を発表。コロナ禍で1年遅れとなった東京五輪が終了するタイミングで、3年3カ月に及ぶユニット活動にもピリオドを打つ。

 花が咲く様子を振り付けに取り入れたキャッチーなダンスも人気を集め、幼稚園や小学校の体育会などで定番に。ミュージックビデオの再生回数は2億2000万回を超えた。19年12月、日本レコード大賞を史上最年少で受賞。21年の選抜高校野球大会では入場行進曲に起用された。

 数々の思い出を胸に刻んで、最年少で小学5年のちせ(11)は、「Foorinの活動は本当に楽しかったです!」と達成感。中学3年のたける(15)は「解散を聞き、素直に感じたことは『ついに来たか』と思い、それと同時に皆けがなど無く終われたことに少しホッとしました」と素直な心境を吐露した。

 19日には「パプリカ」の新MVを公開。9月27日放送のNHK Eテレ「あしたにたねをまこう!LIVE」でラストパフォーマンスを披露することも決定した。解散後も全員、俳優業を中心に芸能活動を続ける。

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