辞任求める声強まる小山田氏 官房長官「対応を」も組織委は否定「貢献大きい」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは19日の会見で、過去に雑誌で障がい者とみられる同級生をいじめていた過去を告白していたことを問題視され謝罪した五輪開会式作曲担当のミュージシャン小山田圭吾氏へ、辞任を求める声が強まる中、「現在は高い倫理観を持って創作されているクリエイターの1人。大きな貢献をしていただいている。組織委としては引き続き、最後まで準備を尽くしてほしいと考えている」と、留任を強調した。
この日、政府の加藤官房長官が「いじめや虐待はあってはならない行為。全く許されるものではない」とし、小山田氏について「大会組織委員会が適切に対応してほしい」と発言したが、高谷SPは「官房長官の発言は承知していない」と話した。