【The LDH Times号外】三代目JSB・今市隆二 カッコいいよね、とずっと思ってもらえるように

 デイリースポーツの好評連載「The LDH Times」。今回は号外として、三代目 J SOUL BROTHERS・今市隆二(34)の登場です。21日にリリースする3枚目のソロアルバム「CHAOS CITY」は、架空都市を舞台にしたプロジェクトの第1弾として仕上げた。グループはデビュー10周年。過去の歩みを誇り、現在の形に自信を持って、未来の理想を示した。

  ◇  ◇

 -新アルバム「CHAOS CITY」のテーマについて。

 「近未来の架空都市なんですけど、コロナ禍を含め、自然災害などいろんなことが集中して起こっている現代のことでもあって。自分もコロナ禍で仕事が止まり、その中で感じたメッセージを伝えるのに、CHAOS CITYという場所を通すことによって、エンタメとしてワクワクしてもらえるのかなと思いました。プロジェクトとして長いスパンでやりたいなと思っています。象徴のセクシーロボットで、空山基さん(AIBOのデザイナー)ともコラボさせてもらったので、アートの部分も絡めて」

 -音楽として80年代を取り入れた狙いは。

 「今の音楽の流れで、80’sというのはポイントとして実際ありますし、自分もひかれたというのも正直ありまして。今、80’sリバイバルをやることで、自分より上の世代に懐かしいと思ってもらえるし、若い子には新しい音楽として捉えてもらえる。普通にやってもまったく意味がないので、今の音楽に落とし込んで」

 -収録曲「THROWBACK pt.2」はEXILEのデビュー曲「Your eyes only~曖昧な僕の輪郭~」をサンプリングしたと。

 「EXILEが20周年なので盛り上げたい気持ちと、自分の中で夢をもらったグループであり原点なので、リスペクトを込めて何かしたくて。カバーしたことはありましたが、サンプリングという形は今までないなと思って。日本にサンプリングのカルチャーがあまりないことに、疑問もあって。前々からやってみたいと思ってたんです」

 -デビュー10周年記念でもある三代目ツアーが始まりましたが。

 「自分たちの10周年ではありますが、ファンの方と共に歩んだ10年間なので、ファンの方の10年も祝いたい。感謝を伝えるだけじゃなく、今の三代目の形を出して、エンタメに特化したコンセプチュアルな世界観を届けるという、2軸があります」

 -10年を振り返ると。

 「正直、あっと言う間に感じますが、ひとつひとつがすごく濃くて。たくさんの夢をかなえさせてもらったな、というのが一番強いです。デビュー当時の自分に、10年後の今の姿を見せたら、めちゃくちゃビックリして、ぶっ飛ぶと思います。いろんな人に感謝しています。もちろんメンバーにも。相方の登坂と2人で10年歌ってきた事実があって、7人で10年やって来たのが誇らしいです」

 -この先の10年の歩み方は。

 「10年後となると、みんな40代。ダンス&ボーカルグループでいうと、やろうと思えばずっと続けられる形だとは思うんですが、そうじゃないところも実際あって。だけど、三代目としてはずっと輝かせたい。それがどういう形かは正直分かんないんですけど、『三代目ってカッコいいよね』とずっと思ってもらえるグループで、それぞれが人として、男としてもカッコいいと思ってもらえる生き方を、7人でしていきたいですね」

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