金慶珠氏 五輪韓国騒ぎ反日横断幕「悪気ないが危機管理甘い」 虎垂れ幕は「言いがかり」
20日のフジテレビ「バイキングMORE」では、東京五輪開幕を前に、来日した韓国選手団が、選手村に反日ともとれる横断幕を掲示したり、福島産の食材を懸念し選手団の給食センターを設置すると韓国メディアで報じられるなど、騒動が起こっていることを伝えた。
ゲスト出演した金慶珠・東海大学教授は、横断幕については「私は、悪気はなかったんだろうけど、危機管理が相当に甘かったとみています」と分析した。
IOCによって撤去された横断幕に書かれた、豊臣秀吉と戦った抗日英雄、李舜臣の言葉を連想させる「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残っています」のワードについて、「韓国で大ヒットした映画で大ヒットした言葉」と指摘。「借金がまだ残ってます」というような流用をすることもあるらしく、「ここはなんとか踏ん張って勝っていきますよと言うメッセージ」と説明し、「日常的に若者の間でも使われる言葉なので、それをもじってもってきたんだろう」とした。
「これがパリやロンドン五輪では問題にならなかったが、あくまで東京五輪で、日本の皆さんの一部でこういうクレームが出てくることは予期しなければいけなかった」と指摘した。
また横断幕撤去後には朝鮮半島を虎のように描かれ「虎がおりてくる」と書かれた、今度は垂れ幕が掲示されたことには、「ちょっといいがかりっぽい感じがするのは、2年くらい前の韓国で大ヒットした歌のタイトルなんです」と述べた。
「昔から虎というと怖い存在。レッドデビルと同じような感覚で、我々強いんだぞと。歴史をひもとけば、いろんなことがあったかもしれないですけど、このフレーズを反日とまで考えることはないでしょう」とした。
「いかんせん日韓関係が悪いので、お互い感情がヒートアップして、激しくなっているのは残念」と語った。