玉川徹氏 “15分ルール”撤回されない事態に「これで安心安全だって言われても」
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」が22日、東京五輪・パラリンピックで適用されるバブルでの問題点を認めながらも改善されていない事態を取り上げ、同局の玉川徹氏は「これで『心配するな、安心安全だ』って言われてもっていうことですよね」と、あきれ返った。
焦点になっているのは、大会関係者が守るべきプレーブックの「入国後14日間、宿泊先のレストランやデリバリーなどが使用できない場合、監督者の帯同など条件付きでコンビニなどの利用可。外出は15分以内に戻るように」という記載の“15分ルール”。
番組では、19日の野党ヒアリングで立憲民主党の山井和則議員が「バブル方式では完全に国民(と五輪関係者)は交わらないと説明しながら、五輪関係者には15分以内ならバブルから外に出ていいですよと。今までの菅総理や政府の説明が事実と異なるのでは」と質問し、オリパラ事務局担当者が「誤解を招く表現だったと認識している。(組織委員会に)見直すよう申し入れている」と回答したが、21日の時点で何も変わっていないと報道。
同日、山井議員が「15分ルール、ダメだと認めながら回収しない。あんまりじゃないですか!」と追及し、同担当者が「(組織委員会に)回収を指示します。具体的な指示内容は改めて確認します」と答えたと伝えた。
玉川氏は「穴があること自体が問題なんですけれども、穴がわかってもふさがないってことになると、どうにもなりませんよね。開きっぱなしってことですよね。これじゃあ、やっぱり心配だとしか言いようがない。これで『心配するな、安心安全だ』って言われてもっていうことですよね」と、憮然とした表情で話した。