無観客なのに密発生 ブルーインパルス効果?国立周辺で人流

 国立競技場の外で日の丸を掲げ応援する人たち(撮影・西岡正)
 国立競技場を撮影する人々(撮影・西岡正)
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 ブルーインパルスをひとめ見ようと、東京・国立競技場付近や最寄りのJR千駄ヶ谷駅、同信濃町駅には大勢の人々が押し寄せ、多大な人流が発生した。

 機体が現れると歓声を上げて一斉にスマホを向け撮影。10分後にパフォーマンスが完了すると拍手が起きた。都内の50代会社員女性は「見られてラッキー。最近嫌なことばかり続いていたけど、何だかいいことがありそう」と声を弾ませた。

 国立競技場周辺には日中から多くの人々が訪れ、五輪モニュメントや競技場の外観、「TOKYO 2020」のロゴを撮影した。

 神奈川県逗子市の80代男性は「何とか建物だけでも見たいと思って。前回の東京五輪では娘が生まれ、思い出に残っている。もう2度と見られないと思い、たくさん写真を撮りました」としみじみ。都内の30代会社員男性は「一生にあるかないかの祭典。ついに東京にオリンピックが来たんだなとひしひしと感じた」と話した。

 夜になっても人出は減らず、午後8時5分頃に開会の花火が上がると、驚きの声と歓声が上がった。一斉にスマホで撮影し、終わると拍手が起こった。

 国立競技場周辺は通行規制が敷かれ、「車道に出て撮影をしないでください!」、「通行の妨げになります!」などと警察官が声を張り上げた。千駄ヶ谷駅付近では五輪反対のデモも行われた。

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