最年少三冠挑戦の藤井聡太二冠 アスリートに刺激「一瞬一瞬を大事に」

叡王戦前日の会見で笑顔を見せる藤井聡太二冠=東京・神田明神(撮影・園田高夫)
叡王戦前日の会見で笑顔を見せる藤井聡太二冠=東京・神田明神(撮影・園田高夫)
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 将棋の藤井聡太二冠(王位、棋聖=19)が豊島将之叡王(竜王との二冠=31)に挑戦する第6期叡王戦五番勝負第1局(東京・神田明神)前日の24日、同所で前日検分と記者会見を行った。

 最年少三冠への戦いが始まる。現在2勝1敗でリードしている王位戦防衛戦に並行して、同じ相手の豊島叡王に挑戦者として挑む。気持ちの変化はあるか問われると「どちらも挑戦者の気持ちで戦っている」と明かした。

 五輪について問われると、アスリートに対し「将棋は持ち時間が長いですが、スポーツは一瞬の集中力が問われる。長い持ち時間でもゆるまずに、一瞬一瞬を大事にして集中力を持って指したい」と尊敬のまなざし。一方で「熱戦にすることで、将棋も見ていただけるような戦いにしたい」と対抗心も燃やした。

 愛知県瀬戸市出身で同郷のテコンドー女子49キロ級・山田美諭(27)が同日夜に、3位決定戦を行うことを聞くと「地元の瀬戸市出身ということで自分にとっても励みになります。機会があれば(試合を)見てみたいと思います」とコメントした。

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