篠原信一氏、銀メダルの柔道・渡名喜へ「おめでとうは言いにくい」と思いやる
柔道家の篠原信一氏が26日、日本テレビ系「スッキリ」に出演。銀メダルを獲得した女子柔道48キロ級の渡名喜風南へ自身の体験も踏まえ「おめでとうとは言いにくい」「お疲れさん、よくやったねと言う言葉を…」と労った。
番組では篠原氏をゲストに迎え、メダルラッシュの柔道を紹介した。
初日に金メダルを獲得した高藤、兄妹同日金メダルの阿部一二三、詩らを取り上げた後、渡名喜の銀メダルも伝えたが、篠原氏は「渡名喜選手も決勝、攻めてました。最後の最後、一瞬の隙で敗れましたが、これは次につながる内容だったと思う」と評価した。
加藤浩次は「素晴らしい銀。柔道は金じゃないとというのがあるが、素晴らしい」と渡名喜の健闘を讃えると、篠原氏は「金銀銅、素晴らしいことだと思うが、柔道選手に限っては、金を目指してやってきてる」と解説し「渡名喜さんにはおめでとうとは言いにくい。なぜなら金メダルを目指しているから」と語った。
そして「僕からは『お疲れさん、よくやったね』っていう言葉を(送りたい)」「ぼくの場合は金メダルの努力を知っているので」とコメント。篠原氏もシドニー五輪で金メダル確実と言われながら、銀メダルとなった経験を持つ。