「東京五輪・卓球混合ダブルス・決勝」（２６日、東京体育館）

　今大会から採用された混合ダブルスで、世界ランキング２位で第２シードの水谷隼（３２）＝木下グループ、伊藤美誠（２０）＝スターツ＝組が金メダルを獲得した。日本卓球界初の金メダルに輝いた。

　フジテレビの東京五輪・卓球中継番組にコメンテーターとしてスタジオで生出演していた卓球五輪メダリストの福原愛さん（３２）は「もうほんっとに最高です！全ての卓球人の夢をかなえてくれました」「オリンピックという舞台で、中国に勝って金メダル獲得したって、まだ夢のようです」と感激の面持ち。立ち上がり、声を出し、手を叩いて応援していたそうで、「一緒に戦ってました」と興奮冷めやらぬ表情だった。

　日本卓球界の悲願を叶えた快挙に「今まではメダルが目標だった。リオ（２０１６年）ではメダルを獲らなきゃいけない、と。今回はメダルが最低限、と意識も目標も上がっていった。今回、金メダルを獲ったことで、自信ついたと思いますし、次のシングルス、団体戦につなげてほしい」と仲間たちへ託す思いを語った。

　表彰式後のフジテレビのインタビュー枠では、スタジオに福原さんがいることが伝えられ、「愛ちゃん、やりました！」（水谷）、「やりました！」（伊藤）と二人が笑顔でガッツポーズ＆金メダルを見せて報告。福原さんは「恐縮です。生放送でこんなしていただいて、恐縮です。本当にうれしい」と笑顔がこぼれていた。